長谷萬スピリット

1921年(大正10年)、長谷川萬治商店は東京・木場の江東区富岡2丁目に於いて開業いたしました。 今でこそ広葉樹は建築材、家具材として主流をなしていますが、昭和初年代には針葉樹の建築材が中心でした。 こうした業界の常識とは別に、広葉樹の造船、車輛、楽器、家具など特殊用途への開発に力を注ぎ、見事にこれを開花させたのが創業者の長谷川萬治でした。 そして、この広葉樹の需要開拓こそが、後の長谷萬を木材業界の雄として発展させるもっとも大きな要因となりました。
彼の好きだった言葉の一つに「秀木は秀気を含む」というのがあります。 あまたある木々のなかから、秀気をふくむ一本を的確に見抜く観察眼、洞察力、先見の明をあらわす重要な言葉です。 創業以来、この秀気を見極める力を礎にし、お客様とのつながり“信頼の輪”をつくりあげてきました。
社会に対して快適な住まいと生活を提供することが、木材問屋としてはじまった我々の喜びです。
この喜びのより大きな実現のために、「秀木」の先見の明をもち、お客様との信頼の輪を大事に、次の諸点に取り組みたいと思っております。
住まいづくりの原点である木材・建材の流通分野での一層の充実と新たな技術とサービスの開発、真に価値のある豊かな住空間の創造、また、まったく新しい市場への、新鮮でダイナミックな参入など、本質を見極め、時代のニーズに即応できる力を追求し、お客様に新たな価値を提供していくことを目指しています。